iperf3による、PC間のスループットを計測する。
iperf3はサーバとクライントとでコマンドラインから測定するプロブラムです。
ダウンロードはこちら
https://iperf.fr/iperf-download.php
各PCのOSに合わせてダウンロード
今回は以下のバージョンの32ビット版を落として使用しました。
iPerf 3.1.3
ダウンロードするとZIPファイルなので、解凍します。
c:\tools
に解凍してコマンドラインから実行します。
サーバ側のPC
実行時にWindowsセキュリティの重要な警告が出たら、
プライベートネットワーク(ホームネットワークや社内ネットワークなろ)(R)にチェックで
アクセスを許可する(A)を押します。
コマンドラインから
プログラのディレクトに移動
C:\WINDOWS\system32>cd c:\tools
サーバを起動
c:\tools>iperf3 -s
クライアント側のPC
クライアントPCから上記で動かしたサーバへ通信を行います。
- サーバのIPアドレス:192.168.1.10
- オプションcの後にIPアドレスを指定
- 1秒間隔で測定結果を表示させるため、オプションiを1秒
- ServerとClientを入れ替えてテスト比較で、上りと下りが測定できます。
C:\WINDOWS\system32>cd c:\tools c:\tools>iperf3 -c 192.168.1.10 -i 1
結果
c:\tools>iperf3 -c 192.168.1.10 -i 1
Connecting to host 192.168.1.10, port 5201
[ 4] local 192.168.4.23 port 52020 connected to 192.168.1.10 port 5201
[ ID] Interval Transfer Bandwidth
[ 4] 0.00-1.00 sec 2.52 MBytes 21.2 Mbits/sec
[ 4] 1.00-2.00 sec 2.65 MBytes 22.2 Mbits/sec
[ 4] 2.00-3.00 sec 3.38 MBytes 28.4 Mbits/sec
[ 4] 3.00-4.00 sec 3.01 MBytes 25.3 Mbits/sec
[ 4] 4.00-5.00 sec 3.32 MBytes 27.9 Mbits/sec
[ 4] 5.00-6.00 sec 3.57 MBytes 29.9 Mbits/sec
[ 4] 6.00-7.00 sec 3.20 MBytes 26.8 Mbits/sec
[ 4] 7.00-8.00 sec 3.38 MBytes 28.4 Mbits/sec
[ 4] 8.00-9.00 sec 3.51 MBytes 29.4 Mbits/sec
[ 4] 9.00-10.00 sec 3.45 MBytes 28.9 Mbits/sec
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
[ ID] Interval Transfer Bandwidth
[ 4] 0.00-10.00 sec 32.0 MBytes 26.8 Mbits/sec sender
[ 4] 0.00-10.00 sec 32.0 MBytes 26.8 Mbits/sec receiver
iperf Done.
c:\tools>
となります。
これでPC間のネットワーク状況がわかります。
合わせてパケットロスの確認をpathpingコマンドで行います。
pathpingは、
pingやtracertの機能を拡張したようなコマンドで、pingやtracertのように、ICMPのEchoパケットを使ってネットワークの経路を調査するほか、多数のパケットを送信して、その遅延時間や喪失率(送信したパケットうち、混雑などのためにいくら喪失したかの率)の統計値情報を表示するという機能を持っている。ネットワーク経路の品質を簡単に調査することができる、便利なコマンドである
引用:https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/0601/14/news014.html
サーバへの実行結果
c:\tools>pathping -n 192.168.9.1
192.168.9.1 へのトレース ルートはホップ数が最大値 30 を超えています
0 192.168.4.23
1 192.168.4.250
2 192.168.220.250
3 192.168.9.1
統計を 75 秒間計算しています…
ソースからここまで このノード/リンク
ホップ RTT 損失/送信 = Pct 損失/送信 = Pct アドレス
0 192.168.4.23
0/ 100 = 0% |
1 0ms 0/ 100 = 0% 0/ 100 = 0% 192.168.4.250
0/ 100 = 0% |
2 15ms 0/ 100 = 0% 0/ 100 = 0% 192.168.220.250
0/ 100 = 0% |
3 16ms 0/ 100 = 0% 0/ 100 = 0% 192.168.9.1
トレースを完了しました。
自分のIPから、ルータが2つ、そしてPCへと確認ができます。
ルータにVLANを切ったときにVLAN1に192.168.220.250を設定して
これをスタティックルートに記載してなかったため、192.168.220.250でパケットロスが発生していたようです。
テレビ会議でパケットロスが起こっていいたのですが、これで改善されることを望みます。。。。